読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

成功するのに苦労も努力も要らない? 好きなことだけ続ける仕事術『冬を越せるキリギリス』

読書レポ 自己投資 自己啓発本

「アリとキリギリス」の寓話はいろいろなところで引用されるが、

 

「キリギリスは、ほんとうに冬を越せなかったのだろうか。」

 

で始まるこちらの本の解釈は今の時代にしっくりくると思う。

 

夏の間、好きなバイオリンに打ち込んだキリギリスの演奏は、かなりのレベルに達していたのでは? きっと、彼のバイオリンに惹かれる者だって多くいたはず。ならばキリギリスは、冬になっても皆のためにバイオリンを弾き、その音色を楽しむ周囲が、きっと対価として食べものを世話してくれたのではないか。

 

夏に好きなことに打ち込んだキリギリスは、冬もアリよりずっと楽しく過ごしていたかもしれないのだ。

 

好きなことだけやっていれば良いほど現実世界は甘くない、という考え方が蔓延していた昔と違って、好きなことだけをひたすらやって生活できている(しかも楽しんで!)人がたくさんいる今の時代。苦労や努力を重ねて成功するという考え方は、もはや色褪せてきたのかもしれないし、たとえ、そういうやり方で成功できても辛くないかい?という投げかけに、努力だけでは前に進めなくなってきた(人生に疲れてきた?)私は「そうだ、そうだ!」と自分に言い聞かせたくなる。

 

苦労、努力、我慢。

これらの言葉は「本来自分がやりたくないことをやっている」から出てくる言葉。やりたくないのにやらなきゃいけないから、自分で自分の背中を押すべく、努力を積み重ねて、時には我慢しながら、苦労して頑張って成し遂げる。って書いてるだけでも疲れるわ、笑。

 

逆に、本当に好きなことをやっていたら、傍から見たら大変なことでも、苦労もなく、努力してる実感もなく、楽しんでできる。そして、結果も出せる。ってやつね。

 

バシャールも同じこと言ってる。

あなたが本当にやりたいことではないこと、あなたの道に外れることをやっているとすると、そこに焦点を合わせるためには、おそらくあなたは苦労しなければならないし、大変な努力をしなければならないわけです。同じ鍛錬でもやりたくないことをやっているということで、無理な力、すなわち苦しみ、もしくはつらさのようなものを味わうようになると思います。あなたが本当にやりたいことをやっていれば、スムーズにまったく苦しみを感じないでいられます。(バシャール①)

 

「冬を越せるキリギリス」の著者、樹林 伸さんのお名前は知らなかったのですが、「金田一少年の事件簿」の漫画原作、「GTO」の漫画編集、キムタク出演の「HERO」テレビドラマ原案などなどを手がけられた方。他にもいろいろなジャンルで活躍されていて影武者が何人もいるんじゃないかという活躍ぶり。でも、当の本人にしたら、「いや、疲れたりなんてしない。好きなことしかやっていないから」。

 

「好き!」の原動力、すごい。。

 

 

あと、なるほど!と思ったのが、

 

自己コントロールの力が強い人は、じつは自分の欲求にほとんど抵抗すらしません。

 

という理論。え!?逆じゃない?のと思いそうだが、「強い意志で何かを成し遂げる人は、自分の意志=リソースを目減りさせないよう、ふだんは浪費していない」のだそう。人間の意志の力には限りがあるので、ここぞ!という時にドバッとつぎ込めるように普段はセーブしてるんですね。

 

そういえば、今は亡きスティーブ・ジョブズ氏は服装に意志の力を使わなくて良いように、着る服はもっぱらジーンズに白いシャツという話。女性としては毎朝、何を着るかだけで結構な意志力を使ってしまっていることに気付いてからは、オシャレの楽しみは残しつつ、服の総数を減らしました。せめて選択肢の数だけでも減らそうと、笑。

 

ちなみに意志力が減ってしまうと、パフォーマンスが落ち、誘惑に負けやすく、ものごとを大げさに考えたりしやすくなるそうです。疲れる割には結果が出ずに、誘惑に負けては自分を卑下するループの始まりにもなるのだそう。

 

じゃあ、意志力を高められないのかというと、自分で決めた小さなルールを守ることで鍛えられるそうです。要は習慣にしてしまうこと。

 

好きなことは自分のリソースを減らさずともできるので、心配せずにたくさんやる。それ以外は習慣の力を借りてサクッとやる。歯磨きみたいなもんですな。

 

 

最後は、人。

 

リソースは意志力以外にも、その人の能力、一生のうちにできること、限られた時間など、自分という資源全体のことも言う。

 

どんな情報を信じて、どんな選択をするか。

 

それで人生が変わってくる。

情報が溢れ返っている中で、簡単に、そして確実にできる方法は「ふだん付き合う人をしっかり見極め、選び、接すること」だそう。

 

付き合う人によって、自分の基準値も情報も物の見方も断然変わってくる。そしたら、自分のリソースも大幅に変わる。ただ、お近づきになってクレクレ君にならないよう、お互い与え合える関係になりたい。

 

まずは、好きを追求することからかな。

 

 

広告を非表示にする